二条駅前三浦内科クリニック

  • 〒604-8375 京都市中京区西ノ京池ノ内町20-110 京都メディカルビル3F

二条駅前三浦内科クリニック

MENU

Medical

糖尿病外来

糖尿病外来

糖尿病は、インスリンが欠乏する1型糖尿病、インスリンがある程度分泌されているが働きが不十分となる2型糖尿病、その他の特殊な糖尿病、妊娠糖尿病に分類されます。患者さんの大部分は2型糖尿病で、生活習慣病と位置付けられています。糖尿病の治療には、食事療法・運動療法が欠かせず、それでも十分な改善が見られない場合には薬物療法を行うことになります。その方の糖尿病の病態や生活スタイルを考慮しながら、食事療法や運動療法の提案も行っていきます。

糖尿病とは

国民の5人に1人以上が患者か、もしくは予備軍と言われている糖尿病。
エネルギー源を必要としている細胞に、ブドウ糖がうまく運ばれず、血液中に溢れてしまう状態が続き、さまざまな合併症を引き起こす疾患です。

一度発症したら完治は難しいものの、血糖値をなるべく正常に近いレベルに保つようコントロールすることは可能です。そのためには食事療法、運動療法が重要で、それでも不十分な場合は薬を使用することもあります。

糖尿病の症状

多少血糖値が高くても、自覚症状は全くない人がほとんどです。ですので、別の病気で病院を受診した際や健診などで初めて高血糖を指摘されることも少なくありません。喉がかわく、尿量が増える、体がかゆい、傷が治りにくい、だるい、疲れやすい、食べていても体重が減る、などの症状が出るのは、よほど血糖値が高くなってからです。自覚症状がないために受診が遅れ、気付いた時には合併症が進行しているのが糖尿病のこわいところです。

糖尿病になりやすい方

  • 肥満である
  • 家族や親戚に糖尿病の人がいる
  • 野菜や海藻類をあまり食べない
  • 朝食を食べない
  • お酒をたくさん飲む
  • ジュース類をよく飲む
  • 運動不足である
  • おやつを毎日食べる
  • 脂っこい食べ物が好き
  • 妊娠中に血糖値が高いと言われたことがある

糖尿病の種類

◎1型糖尿病

インスリンを作る細胞が、何らかのきっかけで破壊されて、からだの中のインスリンの量が絶対的に不足して発症します。


◎2型糖尿病

インスリンがある程度分泌されているのにうまく働かない「インスリン抵抗性」が主な病態である場合と、インスリンの分泌自体が低下している場合の両方があります。
遺伝的な要因(家系)と、生活習慣(運動不足、過食、肥満など)が組み合わさって発症します。
日本の糖尿病患者の約95%以上は、この2型糖尿病です。

その他、遺伝子の異常や肝臓や膵臓の病気が原因となるものや、妊娠中に発見される妊娠糖尿病があります。

※インスリンとは
からだの中で唯一血糖を下げるホルモンで、食後に血糖値が上がらないよう調節をする働きをします。また、血液中のブドウ糖を細胞に送り込んで、エネルギーに変えたり、脂肪やグリコーゲンに変えてエネルギーを蓄えたりします。

 

糖尿病の合併症

◎三大合併症

細小血管が障害されて起こる糖尿病特有の合併症です。神経障害、網膜症、腎症がその3つであり、「し・め・じ」と覚えてください。
初期には症状がなく、そのため定期的な検査が必要です。

◎糖尿病神経障害

合併症の中で最も早く出る症状です。
糖尿病性神経障害には末梢神経障害と自律神経障害があります。末梢神経障害としては、両足の感覚障害(しびれ、感覚の低下、疼痛、異常知覚)が代表的な症状です。自律神経障害の症状としては、胃もたれ、便秘、下痢、立ちくらみ、排尿障害、勃起障害などがあります。

◎糖尿病網膜症

網膜の血管が詰まって血液が足りない状態(虚血)になったり、そこに新しく伸びてきた血管が破れて出血したり、網膜剥離が起きたりして、視力障害が起こります。ひどい場合は失明することもあります。白内障や緑内障になることもあります。

◎糖尿病腎症

腎臓には糸球体という毛細血管の塊が存在します。糖尿病では、この毛細血管が障害されるために老廃物を十分にろ過できなくなります。蛋白尿が出るようになり、さらに進行すると老廃物が排泄できず、尿が出にくくなる腎不全になってしまいます。新たに透析療法が必要になる原因の1位がこの糖尿病腎症です。

◎その他の合併症

糖尿病があることで、下記の疾患も合併しやすくなるため注意が必要です。

心筋梗塞、脳梗塞、閉塞性動脈硬化症、足壊疽、悪性疾患、歯周病、骨粗鬆症など

 

 

糖尿病の検査

糖尿病は、1〜2ヵ月の血糖値の変動を反映したHbA1c値や空腹時や食後の血糖値などの検査値を組み合わせて診断します。

糖尿病検査は特定健診に含まれていますので、医療保険者が40歳以上の人全員に対して実施することになっています。健康診断は毎年必ず受診するようにしましょう。そして、健康診断で血糖値が高いと指摘された場合は是非ご相談ください。

糖尿病の治療法

糖尿病は早期発見・早期治療、そして治療の継続が何より大切です。

健診などで糖尿病の疑いを指摘された場合などは、お薬での治療を始める前に、まず生活習慣の見直しを行います。
食事療法を開始し、運動療法と組み合わせながら血糖値の改善をはかります。早い時期から良好な血糖コントロールを維持することにより、合併症の進展を防ぎ、健常な場合とほぼ同様の生活を送ることが可能になります。
合併症を予防することが、糖尿病治療の目的です。

糖尿病の治療方法は下記の3つです。

◎食事療法

糖尿病の最も重要で基本的な治療法です。
特に食べてはいけない食品があるわけではありませんが、外食や間食、アルコール等は1日に摂取するエネルギー量が過剰になりやすいので、注意が必要です。
日々の活動内容や体格に応じて必要なエネルギー量を知り、バランスの良い食生活を送りましょう。

◎運動療法

食事療法と同様、糖尿病の基本となる治療方法です。
運動によってブドウ糖や脂肪酸の体内での利用を促進させ、血糖値の低下、およびインスリン抵抗性の改善を行います。
但し、合併疾患がある場合は運動が制限されることもありますので、無理をせず、医師の指導の下、適切な運動を心がけましょう。

◎薬物療法

糖尿病の薬物療法には、経口血糖降下薬とインスリンなどの注射薬があります。
1型糖尿病ではインスリン注射が欠かせません。
2型糖尿病では食事療法や運動療法で十分改善されない時に、経口血糖降下薬や注射薬を使います。経口血糖降下薬は現在7種類あり、それぞれに特徴があります。インスリン注射を始めると二度と止められないと心配される方がありますが、血糖値がかなり高い時に一時的にインスリンを使用し、血糖値が落ち着いてきたら経口血糖降下薬に変更する場合もあります。最近では低血糖のリスクが低く食欲抑制効果もあるGLP-1製剤の注射薬もあります。

Medical診療案内